コジョンド好きのポケモン対戦記

マスカーニャはだいたいコジョンド

【WCS2018】ペルゲン滅び【INC March 6位(1808)】

今回はPJCS本戦の出場権を賭けた予選の1つであるINC Marchで好成績を残し本戦出場権を獲得したパーティを紹介します。

 

使用構築

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構築経緯

自分がUSUMを始めたのは3月中旬くらいでした。また受験でSMもプレイできず、そのときの主流のメタグロスリザードン軸のスタンダードなパーティでは知識量の差でまともに戦えないと判断しました。そして、サイドチェンジを覚えるポケモンが大量に増えたことも気になりました。

これを気にせずイージーウィンを狙う構築を考えていると、ちょうどいかくガオガエンが配布されているのを知ったので、ほろびのうたを用いたパーティ、通称滅びパを使おうと思いました。

このパーティを組むのに、ふかりょ(@pocketFUKA)さんのブログを参考にしました。 6世代から滅びパを使っていて、参考になる分かりやすいパーティが多くあるので、滅びパに興味がある方は、ぜひ下のリンクからふかりょさんのすべての滅びパの記事を読むことをお勧めします。

 pokefuka.hatenablog.com

 

ポケモン詳細

 

ペルシアン悪@アクZ(ファーコート・ようき)
172(252)-84(28)-80( )-×( )-85( )-180(228)
まもる/すてゼリフイカサマ/ねこだまし
ぽけっとふぁんくしょん!

A:H252B4振りメガゲンガーイカサマZで確定1発               

S:最速112族(メガルカリオなど)抜き                       

不利対面でも高いすばやさからすてゼリフを打てるので、初手性能が高く非常に使いやすいポケモン

すてゼリフZは控えのポケモンの体力を全回復できるので、悪Zは主にこちらを使います。また、相手のギルガルドなどに対しては削りとしてイカサマZを使うこともできます。メガゲンガーイカサマZを打つときは、相手も警戒しているのでタイミングに注意しましょう。

 

メガゲンガー@ゲンガナイト(かげふみ・おくびょう)
167(252)-×( )-100( )-191(4)-105( )-200(252)
まもる/シャドーボールヘドロばくだん/ほろびのうた
ぽけっとふぁんくしょん!

とにかく慎重に扱います。

ヘドロばくだんは環境に多いカプ系を迅速に処理するためだが、みがわり、かなしばり、サイドチェンジも候補に入るでしょう。1世代前はこの枠はかなしばり1択でしたが、Z技がかなしばりを無視して攻撃できるのが大きいのでそれほど重要ではなくなりました。

すばやさを削って耐久に振るメガゲンガーも存在しますが、その耐久力を生かす展開より相手のメガゲンガーやカプ・コケコに対して同速対決を仕掛けなければならない場面の方が多かったので最速にしたのは正解だったと思います。

 

 

ガオガエン@イアのみ(いかく・のんき)
201(244)-135( )-129(60)-×( )-136(204)-60( )
まもる/とんぼがえり/DDラリアットねこだまし
ぽけっとふぁんくしょん!

 
H-D:臆病C252振りカプ・コケコのエレキフィールド下かみなりZ確定耐え
このポケモンのおかげでかげふみ要因がメガゲンガー1体だけで十分になりました。
遅いすばやさからとんぼ返りを打つことで、安全にメガゲンガーのかげふみを維持することができます。
DDラリアットは相手のメガゲンガーメガメタグロスなどにダメージを与えるために採用したが、雨パのナットレイを処理するためにフレアドライブに変えるべきだったでしょう。
※性格なまいき、H244B156D108振りにすればB実数値130となり1高くなるので、聡明なみなさんは性格なまいきで厳選しましょう。

 

ニョロトノ@オボンのみ(あめふらし・おだやか)
197(252)-×( )-98(20)-120(76)-154(156)-91(4)
まもる/アンコール/ねっとう/ほろびのうた
ぽけっとふぁんくしょん!

 
C:雨下ねっとうでH4振り霊獣ランドロス確定1発
H-D:臆病C252カプ・コケコのエレキフィールド下10万ボルト確定耐え(11nになるまで振った)
滅びの歌を使うことができるが耐久力があまりないため、リザードンバクーダなどのメガシンカポケモンが見えた時以外は選出しない方がいいでしょう。
持ち物については最初半回復きのみを持たせたらやや発動しにくかったので、半分くらいのダメージの確2の攻撃を確3にできるようにするオボンの実を持たせました。ここは食べ残しでも面白いと思います。

 

カプ・コケコ@デンキZ(エレキフィールド・おくびょう)
145( )-×( )-106(4)-147(252)-95( )-200(252)
まもる/とんぼがえり/DDラリアットねこだまし
ぽけっとふぁんくしょん!
 
ジャラランガモロバレルに対抗するためのポケモン
他にもメガボーマンダメガゲンガーがいたら選出して、かみなりZを叩き込みます。
ペルシアンとの同時選出もしますが、Z技の使い分けができると考えると損ではないと思います。
 
ぽけっとふぁんくしょん!
カプ・ブルル@バンジのみ(グラスメイカー・しんちょう)
177(252)-150( )-143(60)-×( )-154(196)-95( )
まもる/ウッドホーン/ふきとばし/かなしばり
 
H-D:フィールドなし控えめC252振りカプ・テテフサイコキネシス2発で混乱実発動
配分はふかりょさんのものをそのまま使いました。
相手のフィールドを書き換えたり霊獣ランドロスなどのじしんを弱めるためのポケモン。これらがいなければ選出しなくてもいいです。
カプ・ブルルメガゲンガーより耐久が高く、また放置されやすいという面でも長い時間居座れるので、かなしばりはメガゲンガーより使いやすく有用です。
ふきとばしは、こちらのポケモンカプ・ブルルメガゲンガーを含む3体のとき、メガゲンガーを交代しながら味方に打ってメガゲンガーを安全に降臨させてかげふみを維持しながら滅びターンを稼ぐのに使います。また、vsツボラキでバリヤードスキルスワップでラッキーの特性を防音にしたとき、ラッキーを交代させて特性を元に戻すためにも使います。
かなしばり、ふきとばしはプレイングの幅を広げますがそこまで必須級の技とまで感じないので、別の勝ちパターンを広げられるウッドハンマーやどりぎのタネ、こうごうせいを代えて採用するのもありでしょう。
 
 
選出
 
基本的には、先発ペルシアン+ゲンガー、後発ガオガエン+カプ・ブルルを出すことになります。
相手にモロバレルジャラランガがいたら、先発カプ・コケコ+ゲンガー、後発ペルシアンorガオガエン+カプ・ブルル
と出せばあっさり負けることはないはずです。
 
基本の立ち回り
先発ペルシアン+ゲンガー、後発ガオガエン+カプ・ブルルでの基本の立ち回りを紹介します。
 
1ターン目 ペルシアンねこだましメガゲンガーほろびのうた
2ターン目 ペルシアンまもる、メガゲンガーまもる
4ターン目 両方まもる(ここでほろびのうたで相手のポケモンが倒れる)
 
2ターン目で次のような動きもあり、こちらの方が決まれば安全ですが、読まれてガオガエンが落ちると負け一直線なので注意しましょう。
 
2ターン目 ペルシアンすてぜりふ→ガオガエンメガゲンガーまもる
4ターン目 両方まもる(ここでほろびのうたで相手のポケモンが倒れる)
 
とんぼ返り(ガオガエンランドロス)やボルトチェンジ(カプ・コケコ)を採用するポケモンが環境に多くなっているので、そのポケモンを殴って倒すか、3回滅びの歌を歌うかは難しいところですが、一貫したプレイングをすることが重要です。
相手が2体の状態で滅びの歌を歌い、こちらの場のポケモン2体が直前に守るを使っていなくてかつ控えに1体以上ポケモンがいれば、守るのZ技貫通、フェイントを除けば勝ちが確定するので意識しておきましょう。
 

最後に

もしこのような構築を使うことになったら、急所に怒り続ける毎日を送ることになるだろうと思いますがぐっとこらえましょう。ほろびのうたのターンが稼げそうになくても、こちらにも2連、3連守るの勝ち筋があるので最後まであきらめずに対戦をしましょう。

PJCS本戦は、パーティに少し変更点はありますが滅びパを使いました。怪しいプレイングで3-4と悲しい成績に終わったので、予選抜けで気を緩めずにたくさん練習すればなあ、と後悔したりしなかったりしました。

2019年ルールでも世界大会目指して頑張ります!!